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がんの予防法

がんの予防法には、
「この食品を摂取すれば大丈夫」といったものはありません。
しかし、がんは予防することが出来る病気です。

最近ではがんの原因やハイリスク集団が明らかにされたことにより、
具体的な予防法が開発されてきています。
その中で科学的根拠に基づくがん予防というのがいくつかあります。

偏った情報ではなくさまざまな条件のもとで、
「どんなリスク要因が、どのがんに対し、どのくらいの関与の可能性があるのか」ということが、
いままで発表された科学論文のうち、予防効果の確実性について、
いくつかの段階にランク分けされているのです。

そのなかで生物学的に説明が可能であったり、
予防効果を指示するデータが存在する、
という確実性の高い「確実」「可能性大」といったものがあります。

それらを踏まえ、さらに「日本人の為のがん予防」というものがあります。
たとえば日本では心配する必要がほとんどないものや、
食べる習慣のないものに対する制限はあえて取り上げる必要はないとおもいますので、
それらを踏まえた上での「現状においての推奨する予防法」となります。

1、喫煙が肺がんだけでなくそのほかのがんのリスクになることや
循環器系の疾患のリスクがあることはよく知られています。
まずはタバコを吸わない、そして他の人の煙(受動喫煙)はなるべく避ける。
2、飲酒は飲む場合は節度を守ること。
一日の飲む量、アルコール(純エタノール量)換算で23g程度までとし、
日本酒で一合・ビールなら大瓶で1本・焼酎または泡盛は1合の2/3・ウイスキー、
またはブランデーはダブル1杯・ワインはボトル1/3程度が目安になります。

ある程度の飲酒は大腸がんをはじめ、がんのリスクを上げますが、
心筋梗塞や脳梗塞に関してはリスクを下げる効果があるため、節度ある飲酒ということが大切になります。
飲まない人や飲めない人には無理に進めないこと。

3、食事は偏らずバランスよく取ること、食塩は一日あたりの目標値として、
男性は9g、女性は7.5g未満に抑えること。
特に高塩分食品、たとえば塩辛などは週一回以内に控えるようしましょう。
脳卒中や心筋梗塞等の生活習慣病全般の予防を考え野菜や果物を1日350g〜400gとるようにしましょう。
食道の炎症やがんを引き起こす可能性があるため、飲食物を熱い状態でとることは控えましょう。
ハムやソーセージなどの加工肉、鶏肉以外の牛、豚、羊などの赤肉は大腸がんのリスクを上げることが、
国際的にも知られている為、一週間に500gを超えないように推奨されています。

4、日常生活を活動的に。
身体活動が高いことは、がんだけでなく心疾患での死亡リスクも低くなります。
デスク作業の多い方は一日60分ほどの歩行などに加え、週一回程度の活動的な運動を加えるといいでしょう。

6、肝炎ウイルス感染の有無を確認しましょう。
肝臓がんのリスクとなるため、地域の保健所や医療機関で、
一度は肝炎ウイルスの検査を受けるようにし、もし感染していたら治療措置をとるようにしましょう。

さらに、成人期での体重維持をしましょう。
肥満度については、正常な体重の範囲で出来るだけやせるということです。
肥満は食道がんなどの原因にもなります。
ただしやせすぎもよくありませんので、あくまでも成人期での体重維持、ということになります。

これらの「日本人の為のがん予防法」は日本人を対象とした研究に基づいている、
科学的根拠が明らかになっているものです。
しかし、ここであげている数値目標はがんだけでなく、
逆効果の可能性や生活習慣全体も考慮され、総合的な判断の元に設定されているものです。

がんは多数の要因が複雑に折り重なって、長期間かけて発生するものです。
ひとつの目安として、ご覧頂ければと思います。
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